「フランチャイズの窓口」が求めたのは
コミュニケーションがとれる開発会社
島田 今日は御社にご提供させていただいているラボ型開発について、率直な感想をお聞かせいただくという主旨でお越し頂きました。
島袋 はい。よろしくお願いします。
島田 まずはあらためまして、バリュークリエーションさんの事業内容をざっくりと教えてください。
島袋 会社自体はいろいろやっているのですが、今回プラムザさんにラボ型開発でお世話になっている事業についてお話ししますね。 サービスの名前は「フランチャイズの窓口」と申しまして、簡単に言うと「フランチャイズを展開されている事業者さんと、フランチャイズのオーナーをやられたい方とのマッチングサービス」ですね。日本だけでなく、最近は米国などの海外も含めたマッチングをさせていただいています。
島田 なるほど。今どれくらいの会員数がいらっしゃるんですか?
島袋 2011年にサービスを立ち上げて、おかげさまで現時点(2015年6月)で、約2万人の方に参加していただいてます。
島田 その会員さんを集めたり、管理されるためのシステム構築が必要だったということですね。弊社に依頼されたのは今年(2015年)になってからですが、その前はどのような形で進められていたのですか?
島袋 御社に依頼する前は、かなり簡易的なサイトでやっていたんですよね。オーナー希望者さんが、事業内容を見て、気になるものがあれば、資料請求をして、そうしたら、そのフランチャイズ事業者さんにメールで飛んでいく、みたいな。
ただそれだとどうしても競合さんのサービスに勝てないと思い、バックエンドの管理システムやセキュリティなども含めてきちんと構築していただける開発会社さんを探していたのです。
島田 その頃お手伝いされていた開発業者さんにお願いされなかったのは何か不満があったのですか?
島袋 そうですね。コミュニケーションがうまくとれなくて。進捗状況がよくわからなかったり。そんなときIT関係に強い知人から、「プラムザさんがいいよ」と聞きましてそれでお声をかけさせていただいたんです。
島田 ありがとうございます。そこで弊社の担当から「ラボ型でやりませんか?」とご提案したと思いますが、そもそも「ラボ型開発」って言葉、ご存知でしたか?
島袋 実は、知っていました。というか、実際に別プロジェクトでやっています。ベトナムで。
ただ、弊社の人員を現地に派遣しなければいけないとか、ベトナム人のエンジニアが定着しないとか、対面でコミュニケーションできないとか、いろいろと負担やストレスが大きいですね。ラボ型開発自体は素晴らしい手法で、今後は主流になっていくと思いますが、海外での開発はそのあたりがツライ。
島田 なるほど、やはりそうですか。うちは、基本的には同じような手法で、ベトナムでやるべきところを国内でやってますが、そのあたりどうですか?
改良を重ねたいサービスでは
「受託開発」より「ラボ型開発」
島袋 正直言いますと始めは不安はありました。同じような展開になるんじゃないかと。
ただ、何度かお話をさせてもらっているうちに「プラムザさんとなら同じ方向を向けそうだな」って思えてきました。「プロジェクトを成功させよう」という方向性で考えてくれてるなと。
島田 あ、そうですか!?それは、この開発手法で一番の肝だと思っているところでして、そうおっしゃっていただけるととても嬉しいです。
島袋 実際、今も月一で定例会を行って、来月、再来月に何をすべきかを御社の方から提案いただいてる形です。こちらにも容赦なく宿題を出されますが(笑)そうやって積極的に進めていただけると、こちらとしては非常に助かります。
島田 それはよかったです。どうしてもお客様にしか決められない部分はありますから、その意味ではご苦労をおかけしてしまうこともありまして恐縮です。ところで、はじめに要件を決めてお見積りをお出しして発注をいただくという一般的な「受託開発」というのは考えませんでしたか?
島袋 考えましたし、これまでそういう形で何回か仕事をお願いしてきました。ただ、うまくいかなかったですね。僕らも広告代理業でして、ある意味受託的な仕事をしているので、考えてることがわかるんですよ。受託ではどうしても「ここを改良した方が本当はいいんだけどな」って思ったとしても、やはり納品を優先的に考えてしまう。
そういう意味で、うちのようなサービスを構築する上では、受託というのはあまり合ってない気がして、きちんと予算を組んだ上でラボのような形でアウトソースする方がマッチしますし、事業もスケールしやすいと思うんですよね。
島田 なるほど。確かに御社のサービスは、どんどん進化させていくべきものですからね。弊社でもやることがはっきり決まっているお仕事は受託でやらせていただいていますが、今回はラボのスタイルでとてもうまく行っていると思います。
島袋 本当にお陰様でありがとうございます。
島田 こちらこそありがとうございます。今はまだ開発途中ではありますが、是非この先御社がこのサービスで大成功されることを切に願っています。こちらもますます気を引き締めまして、頑張っていきます!
バリュークリエーション株式会社
代表取締役
島袋 直樹 (しまぶくろ なおき)
会社情報
- 設立:2008年4月
- 資本金:34百万円
- 売上:2,000百万円(2014年度)
- 従業員数:51人
インタビュー後記
こちらのお客様のように、すでに何度か外部に開発をお願いしてきて、弊社の国内ラボ開発に辿り着くお客様は多いです。
現在自社サービスを展開されていて、その運用で使われるシステムを開発されようという場合、通常の受託開発では、見積り時点で要件を洗い出しきれないという点で難しく、また海外での開発ではコミュニケーションコストが高くなるという点でうまくいかないことが多いです。
すべての開発案件で国内ラボが最適とは限りませんが、
- ・何を開発したら終わりかがはっきりしていない
- ・エンドユーザーからの反応や使い勝手をみて柔軟に機能の追加・変更をしていきたい
- ・開発者の手待ちコストやドキュメントにかかるコストなど、無駄なコストを削減したい
- ・開発会社とは敵対関係ではなく、仲間として様々な助言をもらいたい
- ・いいものを追求するための意味のある工期延長は致し方ないと考える
このような場合には、弊社の国内ラボ開発がマッチすると確信します。
是非お気軽にご相談下さい。